ブロックチェーンを使用した宇宙廃棄物管理イニシアチブ
Amsterdam, July 2, 2020.
この度、全く異なる業界・地理的起源を持つチーム同士による、ブロックチェーン技術を利用した宇宙廃棄物管理イニシアチブが誕生しました。
宇宙では、3インチ以上のスペースデブリや廃棄物が最低でも2万個以上、地球の周りの軌道を周回しています。2019年1月の時点で、0.4インチ未満のサイズで1億2800万個、0.5〜3インチのサイズでも約90万個が存在すると推定されています。このスペースデブリ大半は有毒で危険な物質が含まれているため、潜在的に大きなリスクをもたらすものでもあります。私たちはこれらの宇宙廃棄物の浄化清掃というこの課題に対応する必要があるのです。
以下の民間組織は、上記の問題に対処する為にスペースデブリを正確にマッピングし、効果的に管理するためのブロックチェーンテクノロジーの使用する取り組みに関心を示している企業によって構成されています。:Aratos Group、Blockchain 2050 BV、LTO Network、SpaceChain UK
ブロックチェーンテクノロジーは、安全なデータ共有と複数のプロジェクトや様々な利害関係者間でのスペースデブリのデータ収集と宇宙廃棄物管理の堅牢性を向上させるために必要な技術として、この作業の柱として期待されています。
上記の取り組みを促進させ、有力なサポートと協力を求めるために世界中のすべての主要な宇宙機関(NASA、ESA、UKSA、CNSA、USA、JAXA、ISRO、およびRoscosmosなど)にこのイニシアチブから公式レターが送信されました。
分散型ハイブリッドブロックチェーンを使用することで、多種多様な利害関係者間の安全な共有が可能になり、宇宙のあらゆる機器やデバイスによって収集された重要なデータの劣化や損失を防ぐことができます。 更にはブロックチェーンテクノロジー技術を応用することで、スペースデブリと宇宙廃棄物の管理および大量のデータを共有・処理するための安全で分散化されたインフラストラクチャを構築することが設計できます。
インフラストラクチャはAIとディープラーニングベースのデータ分析の統合を促進することもできます。 このようなネットワーク下では、宇宙船や搭載コンピュータ、地上の高性能コンピュータ、データセンターは、企業や政府機関と共同してネットワークのノードとして機能します。つまり、各ノード間の通信は安全かつ強力に統合されることになります。
詳細はこちらのレターでご覧ください。
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