コロナ・セーフティ・インジケータ・センサーの採用

ブログ 🇯🇵 - LTO Network • Published on: Oct 16, 2020 • Last updated: Oct 16, 2020

先週、IBM と VIDT Datalink はコロナ・セーフティ・インジケータ・センサーを発表しました。このセンサーは、待望の Internet of Environments（IoE）プロジェクトとして統合され、LTO Networkはその一部として機能することを誇りに思っています

データの整合性の重要性

環境データは、政策、立法、税制、投資などの社会的領域にとって重要な情報となります。これらのデータは、その傾向を特定し、関連性を明らかにし、パターンを明示するために使用されます。測定から得られるデータの重要な役割は、そのような社会的領域内の動向に関心を持つ関係者に正確な情報を与えることが使命となります。したがって、これらの環境測定を記録するプロセスを設計する際には、完全性の保証が非常に重要となります。

ソリューションについて

Factory Labにより構築されたこのインジケーターは、部屋の空気の質を測定することによってCovid-19の予防ツールとして大いに役立ちます。結果として得られるデータは、データ整合性の目的のためにIBM HyperledgerとLTO Networkのブロックチェーンに固定されているVIDT Datalinkアーキテクチャを通過します。このプロセスは、全てのデータがピュアなものであり、政治的または既得権益を持つ第三者によって改ざんされていないことを証明します。IBM Watsonスーパーコンピュータがデータを分析し、正確な予測を立てるためのパターンや傾向の探索に役立ちます。

今の時代、COVID-19は皆の関心の最前線に存在します。感染した人の息から出る小さな飛沫が空気中にたまり、病原菌を増殖させることが知られています。そこで、この病気と闘うにあたり非常に重要な役割を果たすのが、部屋の換気レベルを表示するセンサーです。

この指標は、全ての部屋に明確に表示され誰もが確認することができます。自分の住んでいる部屋の周囲の空気の状態を知りたい人は、QRコードをスキャンするだけで、簡単な6段階のシグナルをすぐに受け取ることができます。

特定のビルの全部屋の空気品質情報は、見やすいオンライン・ダッシュボード上で確認することができます。低品質の空気測定値が管理者に報告され、全データ履歴が保存され、いつでもリアルタイム分析にアクセスすることができます。

センサーは、政府の建物、学校、オフィス、家庭、その他の人々が集まるあらゆるスペースに設置可能です。

V-IDのクライアントTrivireは、オランダ南部の大手不動産業者であり、賃貸物件を数多く扱っています。V-IDは現在、Trivire社の全ての文書や監査報告書の信憑性を保護しています。また、Trivire社は、ドルトレヒト市内の14,000件の物件すべてにセンサーを設置する予定です。

建物の内外にセンサーを設置し、汚染物質、温度、湿度などを分析することで、この包括的なネットワークは、健康と環境に有害なあらゆる要因を監視し、削減するために、都市とその管理当局を支援することができるはずです。

コロナセーフティ・インジケーターに搭載されたセンサーが、1分ごとに部屋の空気の質を測定します。これは、ログインや登録をしなくても、明確な6点のシグナルの目盛りに表示されます。また、換気のアドバイスも表示されます。さらに、この情報は明確なオンラインダッシュボードを介してオーナーと共有され、潜在的に危険な値のレポートが表示されます。測定データは履歴の閲覧やリスクパターン分析のために保存されます。

機器がスペース内に設置されると、要件を満たすためにデータの固定間隔のテストが別々の段階で行われます。インターバルテストは、1時間ごと、4時間ごと、24時間ごとの3つの独立したサイクルで行われる予定です。間隔の基準は最終的に関係者によって最終的に決定されます。

Internet Of Environments（IoE）について

IOEはV-IDとIBMの取り組みであり、LTO Network、Factorylab、Trivireなど参加企業が増えています。

IOEの目標の一つは、マイクロダスト、湿度、CO2レベル、温度などの環境データをセンシングして分析することで、無駄なエネルギー使用の削減、コミュニティの健康的で快適な環境の増幅、発生前のリスク要因の認識など、多くの点で役立てることです。

V-IDについて

V-IDは、あらゆるデジタルファイルの違法な操作を検知するサービスを提供しています。ファイルを検証可能なものにするためには、ファイルの完全性を検証する必要があります。V-IDの検証プロセスでは、ファイル自体の固有の指紋を抽出し、ブロックチェーンに保存します。ファイルがたった1バイト、ピクセル、文字、その他何かで変更された場合、そのデータの指紋が変更され、V-IDはそれを100%検出します。