NEN Q4 アップデート
2019年、LTO Networkは、オランダの標準化機構であり、ISOのメンバーでもあるNENと共同で、公式証明書のリアルタイム検証を可能にする新しいソリューションを発表しました。具体的には、NENとLTO Networkは、LTO Networkのブロックチェーンと連携したスマートQRコードで証明書を提供します。これによって証明書の有効性だけでなく、その証明書が所属する個人や機関への出所の確認も、このソリューションを利用すること一目で確認することが可能になります。
NENについて
NENは、オランダの標準化機関です。NEN は、当事者同士の明確な合意手段としての公的証明書の発行とその実行性を生むソリューションを支援しています。これが国際的なレベルで複数の国を越えて利用されるようになると、国際的な強力な合意ツールとして機能するようになるでしょう。
ソリューションについて
証明書はデジタルで発行されているほか、ハードコピーでも発行されており、有効期間は3~5年であることが多いんが現状です。全ての証明書は中央システムに登録され、このシステムは十分に保護されていますが、情報源が 1 つしかないことが潜在的な脆弱性であることが問題視されています。更に、多くの変更が 3 - 5 年のスパンで行われることになり、証明書のハードコピー/紙のバージョンという保管方法も変更されないままであることから、証明書の有効性の維持と検証可能な証明書の作成が急務の課題となっていました。ブロックチェーン技術は、証明書の確実な保管と、スマートQRコードによる効率的な提供を可能にします。さらにはこの技術により真正性が保証され、ユーザー自身が簡単に検証することも可能になるのです。
6月にNENのプログラムマネージャーに、ISO規格、証明書、ScanTrust QRコードの最初の展開、BettyBlocksへの実装、ブロックチェーン上のライブ証明書へのさらなる進化について話を聞きました。その後数ヶ月が経過し、現在は、新しく発行された証明書は全てLTO Networkにアンカリングされています。この数ヶ月間、NENと密接に関わってきましたが、他の業界の標準化スキームにも利用できるようにソリューションを拡張し、各業界に新たな認証機関や標準を拡大するという素晴らしい仕事に取り組んでいます。今回の拡大により、トランザクション件数は大幅に増加しており、今後の飛躍的な成長が期待されます。
これまでにNENは、以下の10以上の業界から200以上の証明書を提供してきました。その分野は労務・安全、IT、建設、セキュリティなど多岐にわたります。
ソリューションはどのように機能するのか?
新たなステージへ
私たちは現在、複数の関係者と協力して、ある種のデータをセンサーから取得し、ブラックボックスに登録するプロジェクトに取り組んでいます。これらのブラックボックスはNENによって認証され、完全性と不変性のためにLTOブロックチェーンにアンカリングされます。ブラックボックス内のデータは、第三者や当局によってレビューされ、全ての整合性と証明書の発行基準要件を満たしているかどうかを確認することができます。
詳細は近日中に明らかになる予定です。ご期待ください。
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