LTO Network-2020 Q3~Q4のまとめ

ブログ 🇯🇵 - LTO Network Published on: Nov 14, 2020 Last updated: Nov 14, 2020

秋から冬にかけての数ヶ月は、人々が休暇のために活動が低下することが多いものです。さらに、今年はCovid-19が人々や企業に大きな影響を与えています。

しかし、これはLTO Networkチームやコミュニティには当てはまりません。実際、LTOはこの期間に予定されていた活動量が想定を上回っています。年末を間近に控え、私たちはこの流れをさらに加速しようとしています。ここで言うゲームとはビジネスのことです。

今までのこと、そしてこれからのことについてのまとめ:

  • 1日のトランザクション件数が8万を超え、最も利用されているブロックチェーンの1つに
  • トランザクションが過去1ヶ月間で3回のATHを記録
  • ネットワークのトークンホルダー数が5000以上に拡大
  • トレジャリープールの設定
  • Uniswapで流動性プログラムを開始予定
  • 実採用している主要クライアントについて
  • 新しいテクニカルロードマップを公開

では、見ていきましょう


スマートQRコードによるNEN証明書

これらのスマートQRコード(ScanTrustが提供)対応証明書の最初のロールアウトは2020年6月でした。ISO標準の認証プロセスは当初、集中型ソリューションであるBettyBlocks内で実施されていました。その後、それはLTO Networkのライブ証明書へと進化し、現在はLTOブロックチェーン上でスムーズに実行されています。現在は、新たに発行された全ての証明書がLTO Networkのメインネット上に直接アンカーされている段階まで来ています。NENは現在、労働安全、IT、建設、セキュリティなど10以上の業界で200以上の認証構造を導入しています。今後も、LTO Networkブロックチェーンへの移行を進めていく予定です。

安全でコピー不可能な QR コードとブロックチェーン技術を使用して、NENはサプライチェーンの透明性を高め、消費者と双方向のアクセスを直接行うことができるようになりました。証明書の更新や変更は自動的にスマートQRコードにリンクされ、ブロックチェーンプラットフォーム上でNENの証明書登録システムに直接対応して再記録(ハッシュ化)されます。このように、ハッシュ化されたQRコードを利用すれば、ボタンを押すだけでいつでも誰でも証明書の有効性を確認できます。

V-ID、IBMと連携したコロナ・セーフティ・インジケーターセンサー

オランダのブロックチェーン企業であるV-IDとIBMは、換気の悪い空間でのCOVID-19のリスクを軽減するためにパートナーシップを締結しました。このプロジェクトは、測定ポイントの細かいグリッドから環境データを分析するという彼らのInternet of Environmentの目標に対応する理想的な追加プロジェクトとなりました。LTOは、そのブロックチェーン上のデジタルデータの整合性を確保するソリューションのバックエンドであるのに対し、V-IDはユーザーがアクセスするためのスムーズなインターフェースを提供しています。

Factory Labによって製造されたこのインジケータは、部屋の空気の質を測定することによってCovid-19との戦いに大きく役立ちます。結果として得られるデータは、データの整合性を目的としたIBM HyperledgerとLTOのブロックチェーン上に固定されているVIDT Datalinkアーキテクチャを通過します。そうして、IBM Watsonスーパーコンピュータがデータを分析し、正確な予測を立てるのに役立つパターンや傾向を探索することにもつながります。

インテグレーター

LTO Networkの採用を促進するためのもう一つの方法は、独自のシステムを持つのではなく、様々なクライアント向けのソフトウェア統合に特化した企業と協力することです。つまり、LTO Networkにはどのようなメリットがあり、ツールキットをどのように使うのかなどの教育がおこなわれます。Boston Consulting GroupCapptions, SignRequestその他複数の既存のインテグレーターに加え、7月にはSphereonも最新のインテグレーターとして発表されました。

Sphereonは、スケーラブルなセキュリティアプリケーションを通じてデジタル世界の信頼を創造することを目標に2016年に法人化されました。Sphereonは、ソフトウェア開発者、システムインテグレーター、企業との共創でソリューションを構築しています。彼らは、標準的なプラグインやAPIを使用したSphereon Gatewayを通じて、現在のビジネスシステムと様々なブロックチェーン技術の統合を支援しています。そこでLTO Networkは、データの整合性と複数の関係者間の効率的なコラボレーションを保証するAPIを提供します。


オンチェーンパフォーマンス

トランザクション:ブロックチェーンで最も利用されている1つ

既に多くのライブプロダクトやプロジェクトが存在していますが、アクティブなユースケースの中には、まだ本番機能にデプロイされていないものも多々存在しているのが実状です。過去数ヶ月間に、LTO Networkは世界で最も利用されているブロックチェーンの一つとなり、毎日平均80,000以上のトランザクションを処理しています。これらの取引は、実際の企業やインテグレーター、クライアントによって行われており、そのほとんどがワークフローのステップやデジタル署名などのデジタルデータの存在証明としてアンカーリングの利用によるものです。メインネット上でのアクティビティの成長は、年初の予想を上回って進捗しています。

トークンバーン

年初に、LTO Networkのトークンエコノミーにフィーバーン・モデルを導入し、現在の時価総額の下でLTOのP/Eを50%改善することを提案しました。実際、P/Eはバーニング量にもカウントされ、長期的にはさらに状況が改善されます。バーンメカニズムがアクティブになることでトランザクションはより強力なバリューキャプチャーを示し、より良いセカンダリーマーケットエクスポージャーの提供につながります。より多くのネットワーク投資家を取り込むことにより、企業やコミュニティにさらなる信頼が与えられ、セキュリティが向上していきます。現在のレベルでは、バーンは毎年循環する供給の1%以上をバーンしています。これは、オンチェーン活動が増加するにつれて増加していきます。LTOにはプロトコルインフレがないので、LTOのトークンエコノミクスは供給総額に関してデフレが進行していきます。

8月28日のメインネットでのバーンメカニズムへの投票は、圧倒的な数字で通過しました。それ以降、これまで500K LTOがバーンされています。


このビジュアルでは、デフレエコノミクスが適用されない場合と適用された場合の流通供給量の違いを示しています




Burned tokens

Earlier this year we proposed to implement a fee-burn model in the token economy of LTO Network and improve LTO’s P/E by 50% under the current market cap. In fact, P/E would also count in the burning amount, which further improves the situation long-term. With the burn mechanism active, transactions activity shows a stronger value capture and also provides better secondary market exposure. By drawing in more network investors, additional confidence is given to companies and communities for improved security. At current transaction levels, the burn >1% of circulating supply every year. This will only increase as on-chain activity rises. Since LTO does not have protocol inflation, it makes the LTO’s token economics deflationary with regard to the total supply.
Voting for the burn mechanism on mainnet has passed with dominant numbers on August 28th. So far over 500K tokens have been burned since.

This visual displays how the circulation supply would look like without and with the deflationary token economics.
このビジュアルでは、デフレエコノミクスが適用されない場合と適用された場合の流通供給量の違いを示しています

ステークAUM

LTO MainnetのステークキングAUM(運用資産残高)が飛躍的な伸びを見せています。ステーク総額は今年に入り3倍に増加し、ピーク時には流通量の約47%である114M LTOを超えています。

Overview of staked tokens on the mainnet 2020 Feb. - Nov.
メインネットへのトークン状況の概要 2020年2月~11月

トークン保有者数:5000人以上

トークンホルダーが増加するということは、ネットワークがより分散していることを意味します。これは、私たちのProof of Stakeシステムにとって良いことであり、より健全な流通につながるものです:

  • Mainnet wallets: 2253
  • ERC20 wallets: 1888
  • BEP2 wallets: 1342

次にすること

Uniswapリクイディティ&LTOステークファーム
2020年の最後の数ヶ月で、いよいよLTO向けにインフレしない独自のイールドファームを発表します。そして、コミュニティメンバーにUniswapリクイディティプールに関する提案を発表しました。コミュニティからの多大な好意的なフィードバックを受けて、私たちはUniswap V2の流動性プールに、誰でもプールにトークンを追加して手数料を稼ぐことができる流動性を追加することを決定しました。

新たな主要国際的クライアント

コミュニティメンバーの大多数が知っているように、LTOは10月21日にトレジャリープールを開始しました。私たちは、ある顧客のために初のトレジャリープールを設定しました。280万LTOが購入され、トレジャリープールに入金されます。2020年末までに完了し、ユースケースを持つクライアントが発表される予定です。

トレジャリープールは、大量のトークンを貯蔵する特別なタイプのノードです。これらのトークンは、近々公開されるクライアントによって購入され、利用されることになります。

テクニカルライトペーパー

最後になりましたが、年内に待望のテクニカルライトペーパーが発表されます。今度のテクニカ面のメインテーマはDID (decentralized identity) と SSI (self-sovereign identity) への取り組みです!


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Takeshi

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